- 1 SEOとは?(検索エンジン最適化とは?)
- 1.1 SEO対策を行う目的
- 1.2 SEO対策とGoogle
- 1.3 MEOについて
- 2 SEO対策を行うメリット・デメリット
- 2.1 SEO対策を行うメリット
- 2.2 SEO対策を行うデメリット
- 3 SEOで検索順位が決まる仕組み
- 4 SEO対策の方法
- 4.1 SEOの種類
- 4.2 SEO対策の手順
- 5 SEOにおける戦略
- 5.1 ロングテールSEO
- 5.2 コンテンツSEO
- 5.3 トピッククラスター
- 6 SEO対策チェックリスト
- 6.1 robots.txtの設定
- 6.2 XMLサイトマップの送信
- 6.3 ページ表示速度
- 6.4 HTTPS(SSL化)
- 6.5 noindex指定
- 6.6 301リダイレクトを適切に設定
- 6.7 スマホ対応
- 6.8 画像のALT設定
- 6.9 コンテンツの最適化
- 7 SEO対策に使う便利なツールやサービス
- 7.1 Googleアナリティクス
- 7.2 Googleサーチコンソール
- 7.3 キーワードプランナー
- 7.4 ラッコキーワード
- 7.5 RankTracker
- 8 WordPressのSEO対策
- 8.1 SEO対策のためのWordPressプラグイン
- 8.2 SEOに強いWordPressテーマについて
- 9 SEO対策を自社で行う
- 9.1 自社で行う場合のメリット
- 9.2 自社で行う場合のデメリット
- 10 SEO対策を外注する
- 10.1 外注する場合のメリット
- 10.2 外注する場合のデメリット
- 11 SEO対策以外でサイトに集客する方法
- 11.1 SNS
- 11.2 リスティング広告
- 11.3 オフライン施策
- 12 まとめ
SEOとは?(検索エンジン最適化とは?)
SEOとは、Search Engine Optimizationの略称で、検索エンジン最適化のことを指します。
具体的にはWebページを作成・管理する際に、検索エンジンのアルゴリズムに沿ってコンテンツやHTMLの構成、リンクなどを最適化することで、検索エンジンの検索結果で上位表示を狙うための施策です。
SEOを行うことで自社のWebページを検索エンジンから見つけやすくすることができます。
アルゴリズムとは?
アルゴリズムとは、問題を解決するための手順や方法を表したもので、コンピューターやプログラムによる処理を行う際に使用されます。アルゴリズムは、入力データに対して、決まった手順で処理を行い、出力データを得る方法を示したものです。
SEO対策を行う目的
SEO対策を行う目的は、ウェブサイトやコンテンツを検索エンジンでより多くの人に見てもらいCV(コンバージョン)を達成することです。
CV(コンバージョン)とは?
CV(コンバージョン)とは、ウェブサイトやオンライン広告などのプラットフォーム上で設定された目標を達成することを指します。訪問者が特定のアクションを起こし、ビジネスの目的に沿った成果を生み出すことを言います。
SEO対策とGoogle
SEO対策とGoogleには密接な関係があります。
Googleは検索エンジン市場のシェアのほとんどを占めており、世界中で最も多くの検索クエリを処理しています。
そのためGoogleが重視する要素に合わせたSEO対策が必要となります。
E-E-A-T(旧E-A-T)
E-E-A-Tとは 「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の略で、Google検索における品質評価ガイドラインで定義されている評価基準のことです。
元のE-A-TにE(経験)を加えたものになります。
E-E-A-Tを考慮してコンテンツを制作することは、ユーザーにとって役に立つコンテンツ制作となるため、結果的にGoogleからの評価を得て検索で上位表示されることにつながります。
YMYL
YMYLは、Your Money or Your Life(あなたのお金またはあなたの生活)の略で、Googleの検索品質ガイドラインで使用される用語です。
YMYLページは、人々の健康、幸福、財政的安定性に影響を与える可能性のある情報を提供するページを指します。
具体的には、医療、健康、栄養、金融、法律、政府、社会問題などの分野のウェブサイトが含まれ、これらの分野の情報は誤解や不正確さによって人々に深刻な影響を与える可能性があります。
たとえば、健康に関する誤った情報が人々に損害を与えたり、不正確な金融アドバイスが人々を財政的に損なったりすることがあります。
GoogleはYMYLページには特別な注意を払っており、そのコンテンツが正確で信頼できるかどうかを判断するために高い基準を設けています。
YMYLページの作者は、高い品質のコンテンツを提供するために正確で信頼できる情報源からの情報を引用し専門家や権威ある人物による監修を受けることを推奨しています。
MEOについて
MEO(Map Engine Optimization)は、Googleマップにおける検索順位の上位ひょうじを目指す施策になります。
Googleマップで上位表示されることにより、店舗や会社等の認知を向上し来店や購買に繋げることが可能になります。
特に店舗ビジネスにおいてMEO対策は必要不可欠なものとなってます。
SEO対策を行うメリット・デメリット
SEO対策を行うメリットとデメリットになります。
SEO対策を行うメリット
検索からのアクセスの増加
SEO対策を行うことによって検索エンジンからのアクセスが増えます。
このため、コストをかけずに多くのユーザーにアクセスしてもらうことが可能です。
長期的な効果
SEO対策は、継続的に行うことで長期的な効果を生むことができます。
一方で、広告などの有料施策は、広告を打ち続けなければならないため予算的な負担が大きくなります。
ウェブ広告に比べコストが安い
SEOはウェブ広告に比べ、コストが安い点もメリットのひとつです。
ウェブ広告よりも低コストで長期的かつ継続的にウェブサイトへの流入を期待できます。
競合他社との差別化
SEO対策を行うことで競合他社との差別化を図ることができます。
同じ業種で同じキーワードで検索された場合、自社のWebページが上位に表示されることでユーザーの目に留まる確率が高まります。
自社の資産になる
SEOは短期的な効果ではなく長期的な戦略であるため、ウェブサイトのトラフィックを増やし続けることができます。
一度SEOが効果を発揮し始めると安定的にウェブサイトのアクセス数を増やすことができるためコンテンツが自社の資産として蓄積されていきます。
SEO対策を行うデメリット
結果が出るまで時間がかかる
SEO対策は結果が出るまでに時間がかかることがあります。
検索エンジンのアルゴリズムは常に変化するため、順位が上がるまでには多くの時間を要する場合があります。
技術的な知識が必要
SEO対策にはHTMLやCSSの基本的な知識が必要で、検索エンジンのアルゴリズムに合わせた最適化技術を持っていることも必要です。
キーワードによっては対策が難しい
SEO対策を行う企業が増えているため競合が激化しています。特に、競合が激しいキーワードでは、上位表示を目指すためには、多くの時間と労力をかける必要があります。
Googleアップデートに左右される
SEO対策を行う上で注意しなくてはならないのがGoogleのアルゴリズムアップデートです。
Googleのアップデートにより急に今まで上位表示されていたページが、アップデートを境に全く表示されなくなることもあります。
Googleのアップデート情報は常にチェックしておくことが必要となります。
SEOで検索順位が決まる仕組み
SEOにおける検索順位は、主に以下の3つの要素によって決まります。
クロール
検索エンジンのロボット(クローラー)がウェブページを巡回し、その内容を解析することで、ウェブページの存在や情報を把握します。
クローラーはリンクやサイトマップをたどることでウェブページを見つけ情報を取得します。
インデックス
クローラーが収集した情報を基に、検索エンジンがウェブページをインデックス化します。
インデックスとは、検索エンジンがウェブページの情報を保存するためのデータベースのことで、検索クエリに対して最適な結果を返すために利用されます。
検索結果の表示
検索クエリに対して、検索エンジンがインデックスに保存された情報を基に、最適な検索結果を算出します。
検索結果は、検索クエリに対して最も関連性が高いウェブページから順に表示されます。
検索結果の順位は、検索エンジンがウェブページの信頼性やオーソリティ、ユーザビリティなどを評価して決定されます。
これらの評価には、ウェブページのタグやコンテンツ、リンク先やアンカーテキスト、ページ速度などの要素が影響します。
SEO対策の方法
ここでは具体的にSEO対策の方法について解説します。
SEOの種類
内部施策
タイトルの選定
タイトルは、検索エンジンでの検索結果の上部に表示される重要な要素です。
適切なキーワードを含めて、わかりやすく魅力的なタイトルを設定することが重要です。
metaタグの設定
metaタグには、ページの説明文やキーワードなどの情報が含まれます。
検索エンジンがページをインデックスする際に重要な情報のひとつなので、正確な情報を設定することが必要です。
キーワードの設定
ページに適切なキーワードを含めることで、検索エンジンからのアクセスを増やすことができます。
適切なマークアップ
適切なマークアップを行うことで、検索エンジンがページのコンテンツを正確に理解しインデックスすることができます。
画像にalt属性を記述する
画像にはalt属性を設定することで、画像の説明文を検索エンジンに提供することができます。
これにより画像検索からのアクセスも増やすことができます。
URLの最適化
URLには、ページの内容が反映されていることが重要です。
URLの最適化により、検索エンジンがページの内容を正確に理解しユーザーにわかりやすいURLを提供することができます。
内部リンク構造の最適化
内部リンクとはページ内のリンクのことです。
適切な内部リンク構造を作成することで、ページの情報をユーザーに提供するだけでなく、検索エンジンがページの階層構造を理解しやすくなります。
サイトマップの送信
サイトマップは、ページの階層構造を示すXMLファイルです。
サイトマップを送信することで検索エンジンがページの階層構造を正確に理解し、すべてのページをインデックスすることができます。
また、サイトマップにはページの更新日時や優先度などの情報を含めることもできます。
noindexの設定
noindexは、特定のページを検索エンジンから除外するための設定です。
例えば、重複コンテンツや非公開ページなどの場合に使用されます。
noindexを設定することで、検索エンジンがページをインデックスしないようにすることができます。
外部施策
外部施策(外部SEO)は主に被リンクの獲得になります。
SEOにおいて被リンク(バックリンク)の獲得は検索エンジンの評価に影響を与える非常に重要な要素の一つです。
被リンクを獲得するためには、外部に引用されるような高品質なコンテンツの制作を行うことで獲得できます。
また、SNSやウェブ広告で外部にコンテンツを宣伝することも効果的です。
ページエクスペリエンス最適化
ページエクスペリエンスとは、ユーザーがウェブページを利用する際の体験を総合的に評価する指標です。
ページエクスペリエンスを向上させることで、より良いユーザー体験を提供しSEO効果を高めることができます。
ページエクスペリエンスは、以下の指標で評価されます。
Core Web Vitals(コアウェブバイタル)
LCP(Largest Contentful Paint)読み込み速度、FID(First Input Delay)インタラクティブ性、CLS(Cumulative Layout Shift)視覚的な安全性の3つの指標が該当します。
具体的な施策
- 画像の遅延読み込みの導入
- 次世代フォーマットでの画像の提供(WebP等)
- 適切な画像サイズでのアップロード
モバイルフレンドリー
モバイル端末での表示や操作がしやすいかどうかを評価する指標になります。
具体的には、viewport設定をしてレスポンシブデザインを採用し、様々なデバイスに対応しましょう。
安全性(HTTPS)
SSL(Secure Sockets Layer)証明書が適用されているかどうかを評価する指標です。
SEO対策の手順
ここでは実際に上記の SEO対策を行う手順を1から解説します。
1.キーワード選定
まずは狙いたい検索キーワードを選定します。
キーワード、検索ボリュームによって上位表示させる難易度も変わってくるため、まずは検索ボリュームをチェックします。
検索ボリュームのチェックには、キーワードプランナーやUbersuggestを利用しましょう。
検索ボリュームが大きすぎる場合には、もう少し検索意図を絞ってサジェストキーワードを入れたもので上位表示を狙います。
サジェストキーワードを探すには、ラッコキーワードなどのツールを利用しましょう。
2.タイトルの決定
次に前項で選定したキーワードを含めたタイトルを考えます。
タイトル決定のポイント
- 上位表示を狙いたいキーワードを含める
- キーワードはできる限り冒頭に置く
- 文字数は30~36文字程度にする
- ユーザーが読みたくなるタイトルを意識する
3.コンテンツの制作
実際に検索意図に沿った、ユーザーに有用なコンテンツを制作します。
ポイントとしては、狙いたいキーワードで上位表示されているサイトの内容は網羅してコンテンツを制作することが大切です。
そのため、競合を調査してからコンテンツ制作を始めましょう。
コンテンツ制作のコツ
「ユーザーがそのキーワードでなぜ検索したか?」を考えユーザーが欲しい情報を網羅したコンテンツを制作しましょう。痒い所に手の届くコンテンツ制作を心がけましょう。
4.内部リンクの最適化
内部リンクの最適化を行うことは、ユーザーの利便性を高める面、検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなる面の両方でメリットがあります。
具体的には、関連したページ同士をリンクで繋いだり、パンクズリストの設置、記事のカテゴリ一覧を設置する等の施策を行います。
5.コンテンツの信頼性を明示する
E-E-A-Tの観点からコンテンツの信頼性の明示は重要となります。
具体的には以下の方法があります。
- 引用や参考にした信頼性や権威性のあるページのリンクを掲載
- サイトの運営者情報の掲載
- 実際に調査した具体的なデータの掲載
6.スマートフォン対応
SEO対策においてスマートフォン対応は必須です。
昨今、デバイスの多様化により様々なスマートデバイスでのアクセスが増えました。
ほとんどのサイトはスマートフォンからの閲覧がかなり多いはずです。
ユーザーはストレスを抱えた瞬間に離脱してしまうため、様々なデバイスサイズに合わせた表示が必要とされています。
そのためレスポンスデザインで対応するのがスタンダードとなってます。
スマートフォン対応に関しましては、モバイルフレンドリーテストにアクセスし自身のURLを入れてチェックしましょう。
7.ページ表示速度の改善
ページ表示速度の改善も忘れてはなりません。
ページ表示速度を改善することで、上位表示に高影響を与える他に、ユーザーの離脱率を軽減させることができます。
ページ速度の計測はPageSpeed Insightsで行い、記載された改善策を実行しましょう。
8.被リンクの獲得
SEOにおいて、被リンクの獲得は検索順位を左右するため非常に大切です。
しかし質の悪い被リンクは逆効果になる場合があるので、質の悪い被リンクは増やさないように注意しましょう。
被リンクの獲得方法
- ユーザーに有用な魅力的なコンテンツ制作
- 専門性の高いコンテンツ
- SNSで拡散する
- ウェブ広告で拡散する
- プレスリリースで告知する
SEOにおける戦略
SEOにおける具体的な戦略を定番から最新の施策まで紹介します。
ロングテールSEO
ロングテールSEOとは、特定のキーワードだけではなく、そのキーワードに関連したニッチなキーワードで上位表示させることでサイトへの流入を増やす施策です。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、検索ユーザーの求める有益なコンテンツを作成することで、評価を高め検索で上位表示を狙う施策です。
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トピッククラスター
トピッククラスターとは、サイト上の記事やコンテンツをグループ化して内部リンクにて関連したコンテンツ同士を繋ぎトピック全体で検索上位表示を狙う施策になります。
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SEO対策チェックリスト
robots.txtの設定
robots.txtは、検索エンジンのクローラーがWebサイトを巡回する際に参照するファイルで、クロール対象となるページやディレクトリを制御するために使用されます。
全てのユーザーエージェントから、クロール拒否する設定をしてしまっている場合にはサイトへの流入がなくなってしまうので注意が必要です。
XMLサイトマップの送信
XMLサイトマップは、Webサイトのページ構造を検索エンジンに通知するためのもので、クローラーがサイトのページを探索する際のガイドとして使用されます。
XMLサイトマップを送信することで、検索エンジンに正確かつ完全な情報を提供することができます。
XMLサイトマップを作成し、Google Search ConsoleやBing Webmaster Toolsなどのツールを利用して送信することで、検索エンジンに対してWebページの構造や更新履歴を伝えることができます。
ページ表示速度
ページ表示速度は、SEOにおいて重要な要素の一つです。
ユーザーのストレスを軽減するためにも、ページの読み込み時間を短くすることが求められます。
遅いページは検索エンジンにとっても不利な要因となるため、ページ表示速度を向上させることが必要です。
ページ表示速度を改善するためには、画像の最適化、CSSやJavaScriptの最適化、CDNの導入、キャッシュの利用などがあります。
HTTPS(SSL化)
HTTPSは、Webサイトのセキュリティを強化するための暗号化通信方式です。
GoogleはHTTPS化を推奨しており、HTTPSを導入することでSEOのランキング向上につながることがあります。
noindex指定
noindexは、特定のページを検索エンジンのインデックスから除外するための指定です。
検索エンジンにインデックスされてほしくないページ(例えば、管理画面や重複ページなど)にはnoindex指定を行うことで、SEO対策を行うことができます。
301リダイレクトを適切に設定
301リダイレクトは、旧バージョンのページを新しいバージョンのページにリダイレクトすることによって、検索エンジンに新しいページを知らせ、検索エンジンのランキングを保護するために使用される重要なSEOテクニックです。
例えば、古いページのURLが変更された場合、301リダイレクトを設定して、古いURLから新しいURLに自動的にリダイレクトするようにすることができます。
スマホ対応
モバイル検索のシェアが増加していることから、スマートフォンに対応したWebサイトを構築することがSEO対策において重要になっています。
スマートフォンユーザーにとって使いやすいサイトであることは、SEOにとってもメリットがあります。
画像のALT設定
画像のALT設定は、画像に対して説明文を付けることで、検索エンジンに対して画像の内容を伝えることができます。
また、画像が表示できない場合にも代替テキストとして表示されるため、アクセシビリティの向上にもつながります。
コンテンツの最適化
コンテンツの最適化は、ウェブサイトのSEOにとって非常に重要です。
コンテンツの最適化とは、検索エンジンにとって価値のあるコンテンツを提供し、検索エンジンランキングを改善することを意味します。
以下は、コンテンツの最適化に関するいくつかのポイントです。
- キーワードの適切な使用
- 良質なコンテンツの提供
- タイトルとメタ説明の最適化
- 内部リンクの設定
SEO対策に使う便利なツールやサービス
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスとは、Googleが提供するウェブサイト解析ツールで、ウェブサイトのトラフィック状況や訪問者の動向などを分析することができます。
アクセス解析のほか、コンバージョン率の分析や広告キャンペーンの効果測定なども行えます。
SEOの施策を実施する際には、Googleアナリティクスのデータを基に検索キーワードやコンバージョン率などを分析し、改善点を把握することが重要です。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールとは、Googleが提供するウェブマスターツールの一つで、SEOに役立つ機能を提供するツールです。
- サイトのクロール状況の確認
- インデックスされたページ数の確認
- サイトの検索クエリの分析
- 外部からのリンクの確認
- サイトマップの提出
- サイトのスパム行為の検出
キーワードプランナー
キーワードプランナーは、広告主がGoogle広告のキャンペーンを立ち上げる際に、キーワード選定や広告ターゲティングの参考として使うためのツールです。
また、SEOの観点からも、競合状況や検索ボリュームを把握することで、キーワード選定やコンテンツ戦略の改善に役立てることができます。
- キーワードの検索ボリュームを確認することができる
- 競合状況や予測クリック単価を調べることができる
- キーワードに関連する提案を表示することができる
- 広告キャンペーンの予算設定やターゲティングの参考にすることができる
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、無料(一部機能は有料)で使えるキーワードサーチツールです。
特定のキーワードを入れると、サジェストキーワードを教えてくれます。
サジェストキーワードは、ユーザーが実際に検索するキーワードであることが多いため、検索エンジンの検索順位を上げるためにもサジェストキーワードを活用することが重要です。
サジェストキーワードとは?
サジェストキーワードとは、検索エンジンの検索欄に何かキーワードを入力すると、その入力したキーワードに関連した候補のキーワードが表示されることがありますが、それらの候補キーワードのことを指します。
RankTracker
RankTracker(ランクトラッカー)は、SEOの検索順位チェックツールです。
ウェブサイトのSEO戦略を最適化するために、特定のキーワードのパフォーマンスを監視することができます。
ウェブサイトのランキングを定期的にチェックして、競合他社と比較することができます。
また、キーワードの効果的な選択に役立ち、検索エンジン最適化戦略に基づいてサイトのパフォーマンスを最適化するために必要な改善点を特定するのに役立ちます。
WordPressのSEO対策
WordPressはSEOに非常に適したプラットフォームで、さまざまなSEO対策が可能です。
ここではWordPressを利用した際のSEO対策について解説します。
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SEO対策のためのWordPressプラグイン
WordPressには多数のSEOプラグインがあり、その中でも代表的なプラグインとして以下のものがあります。
Yoast SEO
Yoast SEOは、人気のあるSEOプラグインで、キーワードの最適化、メタディスクリプションの管理、Sitemapの自動生成など、基本的なSEO対策を簡単に実行できます
All in One SEO Pack
All in One SEO Packは、キーワードの最適化やSitemapの自動生成などを行えます。
Yoast SEOとの違いは、カスタム投稿タイプやタクソノミーのサポートが強化されている点です。
EWWW Image Optimizer
EWWW Image Optimizerは、WordPress用の画像最適化プラグインであり、ウェブサイトのページ速度を向上させるために使用されます。
このプラグインは、サイトの画像を自動的に最適化し、画像のサイズを縮小することで、ウェブサイトの読み込み速度を改善します。
WP Fastest Cache
WP Fastest Cacheは、WordPress用のキャッシュプラグインであり、ウェブサイトのパフォーマンスを最適化するために使用されます。
キャッシュとは、ウェブサイトのデータをブラウザに保存し、サイトのロード速度を高速化することを意味します。
Rank Math
Rank Mathは、高度なSEO機能が含まれたプラグインで、Googleスニペットのプレビュー、内部リンク管理、301リダイレクトなどをサポートしています。
Lazy Loader
Lazy Loaderは、すぐに表示が必要でない部分の画像や動画を遅延読み込みするためのプラグインです。
画像や動画を遅延読み込みすることで、読み込み速度を改善し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。
SEOに強いWordPressテーマについて
WordPressのテーマとは、サイトのデザインやレイアウトを決定するためのファイル群のことです。
WordPressは、テーマの機能を利用して、ユーザーが簡単にサイトの見た目を変更することができます。
WordPressのテーマは、無料で入手できるものから有料の高機能テーマまで、様々な種類があります。
有料テーマは、カスタマイズの自由度が高くSEOに配慮された設計になっていることが多く、一方で無料テーマはシンプルなデザインが多くカスタマイズには制限がある場合があります。
無料テーマ
無料テーマは、初心者から上級者まで、幅広いユーザーに適したものとなっています。
ただし、無料テーマであるためカスタマイズの自由度が少し制限されることがあり、機能拡張が必要な場合には有料のテーマやプラグインを検討することも必要です。
Cocoon(コクーン)
Cocoonは、シンプルなデザインで、多くのカスタマイズオプションを備えたWordPressの無料テーマです。
様々な投稿タイプに対応し、SEOにも配慮されたテーマで、初心者から上級者まで幅広いユーザーに適しています。
Stinger8(スティンガーエイト)テーマ配布終了
Stinger8は、検索に強くシンプルに管理できる無料テーマです。
物足りない人は有料版のAFFINGER(アフィンガー)があります。
Xeory(セオリー)
Xeoryは、WordPressの無料テーマの中でも、特にSEOに強いテーマとして知られています。検索エンジン最適化の観点から、タイトルタグやメタディスクリプション、サイトマップなどの要素を最適化する機能を搭載しています。また、レスポンシブデザインにも対応しており、携帯端末からのアクセスにも対応しています。
有料テーマ
有料テーマは、多機能で高品質なデザインが特徴で、機能を使うためには追加の費用がかかる場合がありますが、ビジネスサイトやポートフォリオサイトなど、重要なサイト作成にはおすすめの選択肢です。
JIN(ジン)
JINは、日本語環境に最適化されたWordPressの有料テーマです。
多言語対応やモバイルフレンドリー、高速表示など、SEOにも配慮されたデザインで、ビジネスサイトやポートフォリオサイトなどに適しています。
THE THOR(ザ・トール)
THE THORは、アメリカのWebデザイン会社が開発したWordPressの有料テーマです。
高速表示やレスポンシブデザインに対応し、スライダーやポートフォリオ表示などの機能も備えています。
SWELL(スウェル)
SWELLは、ビジネスサイトやブログなどに適したWordPressの有料テーマです。
レスポンシブデザインに対応し、高速表示やSEOにも配慮された機能が用意されています。
また、ブログやポートフォリオなどの表示にも対応しています。
AFFINGER(アフィンガー)
AFFINGERは、アフィリエイトサイトを作成するためのWordPressの有料テーマです。
SEOに配慮されたデザインで、アフィリエイトリンクの管理やコンテンツの作成に最適化されています。
SEO対策を自社で行う
以下は自社でSEO対策を行う際のメリットとデメリットです。
自社でSEO対策を行う場合は、自社の人材や時間、リスクをしっかりと把握し適切な対策を実施することが重要です。
自社で行う場合のメリット
費用削減
外部の専門家に依頼する場合と比べて費用を削減できます。
自社への理解度が高まる
自社のウェブサイトの仕組みやSEOの基礎知識を深めることができます。
素早い対応が可能
改善点が見つかった際に、素早い対策を実施できます。
自社で行う場合のデメリット
専門的な知識が必要
SEOは、Googleアルゴリズムの変更に対応するために常に最新の情報をキャッチアップしなければならず、専門的な知識が必要です。
自社で行う場合、この知識を持っている人材が必要となります。
リスクがある
SEOは間違った手法で実施すると、ペナルティを受ける可能性があります。
自社で行う場合、このリスクを回避するために専門的な知識が必要です。
時間やリソースを割く必要がある
SEOは効果が表れるまでに時間がかかるため、専門家に依頼する場合と比べて時間がかかる可能性があります。
また、社内でSEO対策を行うためのリソースを割く必要もあります。
SEO対策を外注する
以下は、SEOを外注する場合のメリットとデメリットです。
SEOを外注する場合は、コストやコミュニケーション、依存度について注意しながら専門家と協力して効果的なSEO施策を実施することが大切です。
外注する場合のメリット
専門的な知識がある
外部の専門家に依頼することで、SEOの専門的な知識を持っている人材が手軽に利用できます。
リソースの節約
自社の人材をSEOに充てる必要がなくなるため、自社のリソースを他の業務に集中できます。
効果的な施策が期待できる
専門家が最新のSEO知識や技術を持っているため、効果的な施策が期待できます。
外注する場合のデメリット
コストがかかる
外部の専門家にSEOを依頼するため、コストがかかる場合があります。
依存度が高まる
外部の専門家にSEOを依頼することで自社のSEO知識が薄くなるため、外注先への依存度が高まる可能性があります。
コミュニケーションに課題がある
外部の専門家と自社とのコミュニケーションに課題がある場合があります。
SEO対策以外でサイトに集客する方法
SEO対策の目的はサイトへの集客で、目的を達成するためには他の方法も検討する必要があります。
ここではSEO以外のサイトへの集客方法を解説します。
SNS
SNSを利用してサイトに集客する方法もあります。
SNSを利用してサイトへの流入を確保おくことで、Googleアップデートが来た際に検索で上位表示されなくなってもサイトへの流入を確保することができます。
発信する内容や自社のサービス、ターゲットによって発信するプラットフォームを選択しましょう。
リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードの検索結果に対して表示される広告のことです。
リスティング広告は、広告主が特定のキーワードに対して入札を行い、競り合いに勝ち上がった広告が検索結果の上位に表示されます。
SEO対策と違いリスティング広告は効果が出るまでのスピードが速いです。
そのためSEO対策と並行して行うことで、より効率的にサイトへの流入を増やすことが可能です。
オフライン施策
実店舗等の地域ビジネスの場合は特にオフライン施策が効果的な場合があります。
オフライン施策とオンライン施策を組み合わせることで、相乗効果を生み出すことが可能です。
具体的には、チラシやDMを作成した紙媒体での施策となり、サイトへのQRコードを掲載することで、紙では説明しきれない詳細を補填することができます。
チラシの場合には、ポスティングや手渡しがあります。
オフライン施策を行う場合には、かかる時間やコスト、リソースと費用対効果を考えて行うことが重要です。
まとめ
この記事では、SEO対策についてを解説してきました。
SEO対策の目的はウェブサイトへのユーザーの流入になります。
さらに言えば、ユーザーを流入しコンバージョンさせることが目的となります。
SEOを行うことが目的にならないようにして、自社の置かれた状況を把握して最善の施策を行うことが重要です。
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